2019年3月26日

Home  /  未分類  /  2019年3月26日

On 3月 26, 2019, Posted by , In 未分類, With 2019年3月26日 はコメントを受け付けていません。

実は、私が高校時代(50年近くも前の事・・・)に通信添削『オリオン』(現在ではもうないが・・泣)というものがありました。当時もZ会はあったが、それと肩を並べるほどのレベルを誇る通信添削の会社でした。

この通信添削には本当にお世話になりました。高1から英・数・国の3科目を取り始めて、週末はほとんどその問題と格闘していました。 特に英語の問題は本当にレベルが高く、1つの長文を理解するのに、辞書・参考書等々を紐解き(ひもとき)ながら、3~4日ほどかけたこともあったほどでした。今振り返ると、あの時の苦労が私の英語力の大きな土台になっていたと感じています。

そこの英語の添削者の多田正行先生(数十年も前のことなのでもし名前が間違っていたら、許して下さい)の出された書籍『思考訓練の場としての英文解釈』という幻の名著(下手に手を出すと焼けどするほどのレベルなので、皆さんにはお薦めはしない・・)を尊敬と憧れをもちつつこなしたことを記憶しています。先生には本当にお世話になりました。この本で私の英文解釈力は引き上げられたといっても過言ではありません。

ところで、通信添削の英語の問題と格闘した・・なんて格好いいことを書いたが、でも本当です。

例えば、当時は10数行~20行位(いやもっとかも?)の長~い文章がバーンと出題されて、『全訳せよ』なんていう、今では考えられないような問題が、もてはやされていた時代でした。

それがいいか悪いかは別として、それを解いていくと、どうしても分からない文にぶち当たるのです。

辞書を引いても、参考書を見ても分からない・・。単語は全部分かるんだけど、文のつながりがどうしてもつかめない・・なんていうことがしばしば起こるのです。

そういう時、どうするか?っていうと、通信添削なので、答えは後日にならないと見れない(オリオン社はそういう制度でした)し、誰かに聞くわけにもいかないし・・・。

そんな時は、一旦解くのを止めて、別のことをやります。例えば数学とか、社会とか関係のないことをやって、アタマを休めて(?)、それから再度取り掛かるのです。ある時は日をまたいで取り組むこともありました。数日かけて『う~、くそ~』とか唸りながら、通学途中の電車の中や、トイレの中(くさ~)でも考え続けたこともありました。

で、ある時にぱっとひらめく・・のです。

『あっ、そうか!』てな感じで、急いでその長文に戻ります。

時には正解が送られて来るまで考え続け、正解を読んで『なるほど!』と合点することもしばしばでした。

でも、そうやって時間をかけて考えてから、正解・解説を読むと、『ストーン』と腑(ふ)に落ちるのです。苦労した分だけ、ものすご~くよく分かってしまうのです。その時に感じた快感に近い感覚が、自分の読解力の土台になっていると感じています。

あの時、それほど考えないで、ぱっと正解を見たら、楽だったかもしれませんが、あんまり力はついていなかっただろうなぁと思います。あの時苦労してよかったなぁ!と今になってしみじみ思うのです。

だから、問題に取り組む際には、自分なりに苦労せよ!って言いたいのは、そういう背景があるからです。

とりわけ『読解力』というのは、そうやって養われていくものだと信じて疑いません。単に単語を沢山知っている・・とか、文法知識があるというだけではない、何というか、形や言葉では言い表せないものだという気がするのです。

ですから、皆さんも時間が取れる時は、そうやってトコトン考える経験を、一度はお試しあれ!

 

 

Comments are closed.