スラッシュ・リーディングを行う際の注意

最近、スラッシュ・リーディングについての色々なブログや動画を見る機会があり、自分自身も大変関心を持っている内容だったので、これを機会に自分の考え方をまとめてみました。

まず、自分自身もこの手法を授業に取り入れることで、感じたことがありますので、メリットとデメリットを挙げてみようと思います。

メリット
➜ 英文を語順通りに読んでいくトレーニングとしては効果がある

デメリット
➜ チャンク(文節)ごとに区切るため、文全体の構造を見失う可能性がある

つまり、このやり方は注意して使うならば、ものすごく効果の上がるやり方だと思っています。

しかし、知っておかねばならないことは、『メリットとデメリットの両方がある』ということです。

私が読んだブログや視聴した動画では、これさえやっておけば英語の実力は爆上がりとか、その反対に、文法力と構造把握力さえあれば、こんな方法は全く不要である・・・という極端な意見があるようです。

結論から言いますと、私はどちらにも賛成できません。

私の意見
① デメリットを補うことを意識しつつ、これを用いればとても意味があると思っています。

➁ その際に、どこで区切るかも大切ですが、語順通りに読みながら、同時に必要に応じて、英文の構造を発見していく読み方が大切だと思います。

つまり、英文によっては、精読とスラッシュ・リーディングの両方を同時に行っていくイメージが大切だということです。そして、当然ですが、最終的にはスラッシュなしで、語順通りに読みこなせるトレーニングが必要です。