リード&ルックアップの効果的な行い方
リードアンドルックアップとは、具体的にどんな風にすればいいのでしょうか?
リードアンドルックアップには、大きく見て2つの大切な要素があります。
① 頭による暗記ではなくて、口で英語を自動化させるイメージで行うこと。
➁ (ある程度の長さの英文の場合)構文・文法理解がしっかりと出来ていること。
①『口で英語を自動化させる』とは、スラスラ英文が口から勝手に出てくる状態。
英文を暗唱しようとして、暗唱した英文を口で言おうとする時に『う~ん、なんだっけ??』と、今覚えた英語を思い出そうとしているのは、それはアタマで覚えようとしていることになってしまいます。
思い出すことに時間をかけるのではなくて、元の英文を何度も見ながら音読した方が効果的だと思います。
大切なのは、『音読』というイメージよりも『口に英語を馴染ませる』感覚です。
たいていの生徒は、音読しているだけのイメージで終わってしまうのです。口に馴染ませるまで至っていないのです。
➁(ある程度の長さの英文の場合)
記憶力でゴリ押しするだけでは、こういった英文は暗唱できません。例えば円周率(3,1415・・・)を覚えるような感じで行っては無理なのです。むしろ『構文、文法、意味の理解』が大切です。それと同時に、『英作能力』も必要となります。すなわち暗唱しようとする際に、自分で英文を作っているという感覚が大切。
※(複数の英文を覚えたい場合)
1文1文は、しっかりと暗唱できたとしても、連続して5文とか、10文などというケースはどうしたらいいのでしょうか?
1つ1つが出来ても、複数文連続ができる事にはなりません。①➁がしっかりとできたら、連続して暗唱できるように練習することが必要となります。
最初は、2文を連続して言うことからスタートします。次第にスラスラ言える英文の数を少しずつ増やしていきます。
当塾の『応用英文法』のテキストでは、英文数が15文なので、3つほどのグループに分けて、各グループ内が連続して暗唱できたら、最終的に3つのグループを連続して言えるようにするように進めていきます。。
※(なかなか正確に英文が覚えられないという人へ)
英文をスラスラ言えるようになったら、その英文を書いてみるのがお勧めです。それにより、スペルも覚えるし、自分の記憶がいい加減な部分もはっきりしていきます。