2021年9月30日
文で覚える単熟語、速読英単語を学んでいる塾生の皆さんへ
今まで毎週1~2個のレッスンを深く、じっくりと学習する方法を継続してきました。これは1つのレッスンに集中して、英語をしっかりと取り込んでいくにはとても良い方法です。
しかし今後は、3週間で6個のレッスンを3周する学習に切り替えたいと考えます。つまり、毎週6個のレッスンを、学び方を変えながら、3週間反復する方法に変えたいと思っているのです。進む速度は以前と変わりません。変わるのは、同じレッスンに3回触れる点です。
例を挙げてみましょう。
大工さんが壁にペンキを塗る作業を思い浮かべてください。
ほとんどの大工さんは、1回塗っただけで終わりとはしません。たいていの場合、下塗りから始めて3回程度は塗り重ねていくのが普通です。そうすることで、仕上がりが断然美しくなります。
皆さんの英語の学習も同じ要領で進めていけたら・・・と考えています。
最初は大まかに学び、2回目は少し深く学び、3回目は更に深く掘り下げていく・・・、こんな形です。1回ごとの学習量は、以前と比べると若干軽めになると思います。でもそれを3回継続することで、皆さんの体に刷り込まれる英語の回路を太くして行きたいのです。その代わり、毎週触れるレッスンの数が以前よりも増えます。現時点では毎週6個のレッスンを考えています。(今までは2個でしたね)その代わり、暗唱テストは行いませんから安心してください。(大体6個のレッスンを暗唱するなんて無理ですから)
まず、塾で6レッスン分のシートを皆さんに手渡します。
手渡されたら、皆さんは塾の限られた時間内で、できる限り多くのレッスンについて、1サイクル目の学習を進めてください。でも塾の時間だけでは6個のレッスンを完成させるのは、普通は不可能です。ですから、残りは自宅で進めてもらうことになります。(これは今までも同じでしたね)
次の週も同じシートを使って、2サイクル目の学習に進んでいきます。
3周目は、やはり同じシートを使って3サイクル目の学習を行い、これで終了です。
(もちろん、私は3週間ではなく、同じ量を2週間でやってしまいます!なんていう人がいたら大歓迎です。そういう人はどんどん進めてください。)
ある新聞に、横浜市のある中高一貫校の話題が記事になっていました。その学校では、中学時に、1冊の教科書を年間に5サイクル、高校では3サイクル学習する方法を取り入れることで、かなり大きく進学実績を伸ばしてきたそうです。
何もその学校の真似をするまでもなく、1冊のテキストを複数回反復することは、学習の本来の姿でもあります。英語に限りません。
人は何度も触れることで、学習を深めることのできる存在です。
今後は、塾の英文解釈の授業の進め方をこのようにシフトしていきたいと思います。
途中で学習方法が変わることで、戸惑うことがあるかもしれませんが、いつでも質問し、相談してください。そして少しずつ、この方法に慣れていってください。