ただ単に、問題が解ければよいとか、何点取れたとか・・・ではないと思うのです。

受講生の英語の土台力をつけるには何が必要か？を常に考えなければ・・と常に感じています。

「優秀な英語教育者は、本当に英語力が身につく極意を身につけている。』（英語力が飛躍するレッスン：今井康人著より引用）

いえいえ、これは私のことをそうだなどと言うつもりは毛頭ありません。そんなことを言ったら怒られます。

ただ、素直に過去を振り返って、数十年に渡り、色々な研究会やワークショップに出て、様々な先人たちの取り組みを学ばせて頂いたことは、私の指導歴の大きな一里塚となっていることは事実です。

また、37年間の教員生活の中で、様々な生徒たちと出会ってきたこと、特に教員生活の後半期では「音読」の大切さを同僚の先生方と協力して、実践に取り入れてきたこともその１つです。

でも、生徒たちは、最初は理解してくれず、「だるい・・・」、「そんなことして力つくの？？」といった冷ややかな反応にも悩まされたことは数知れず・・・。

でも、その中で得てきたもの、気づいたこと、同僚たちと考え合ったこと・・・、そして何度なく授業力をアップするために、数えきれない努力を積んできたこと・・・。また、研究会で教えを乞うた方と何度もメールのやり取りをしつつ、自分の現場の授業をどう変えていけばよいものか、と何度悩んだこと・・・。これらは私の宝だと思っています。

これらの上に、現在のRock Hillsはあります。

そこは、大学生が教える塾とは大きく異なる点だと思います。これは上から目線だとか、そういった類のつもりで言うのではなく、自分自身の人生そのものだと思うからそう言うのです。

Rock HIllsを始めて、多くのことを学びました。学校では学べなかったことも多くあります。

その観点に立っての教材作成はRock hillsの大きな柱です。文法も読解も英文解釈も独自の視点で作成してきました。もちろん、まだまだのところはあります。当然です。人生、常に学びあるのみですから。

一般の方々から見れば、どんな教材も同じように思われるかもしれませんね？でも、違うと私は思っています。何が大切なのか？を常に意識し、それを受講生たちに定着させるための仕掛けとノウハウを着想する。その連続です。ですから、単に「トレーニング手順」などと呼んでいるシートも、何十回となく作り変えてきました。さすがに、やりすぎだろ？って自己嫌悪に陥るほどにです。

今、オンライン専門塾に様変わりをしようと準備をしている段階なのですが、一口にオンライン英語塾と言っても、様々な塾があり、様々な方々がひしめき合っているのが現実です。

その中で、自分のRock HIllsは他の塾と何が違うんだろう？って最近とみに考えるようになりました。自分が目指すモノってなんなのだろうって？

来年10周年を迎えるに当たり、その答えを自分なりに出さなくてはならないと、強く感じ始めています。