長文を深く正確に読むためのアドバイス(2)
■ では、連続する英文の関係にはどのようなものがあるでしょうか?
ここでは、具体的な例をいくつか挙げておきます。
相関関係 | 実際の意味(あくまでも一例です) |
逆接・対比関係 | Aであるが、しかしBである |
因果関係 | Aなので、その結果Bである / Aである、その原因はBだから |
疑問提示・解答関係 | 何故~なのか?+それは〇〇だからだ |
抽象・具体(言い換え)関係 | AすなわちB、AつまりB |
並列・追加関係 | Aである、更に加えてBである |
(もちろん、これ以外にもあるかもしれませんが、以上が主なものです)
このような連続する2つの英文の関係(または論理関係)を意識しながら読むことが、長文を読んでいく上での大きなステップとなるのです。
実は、このことは、長文問題を解く上でも、物凄く重要になってきます。
長文問題の多くの設問は、こういった文と文の関係を間接的に尋ねる内容になっている場合が多いのです。(これホントです!) |
ですので、単に設問が解けた、解けなかったというレベルにとどまっているのではなく、長文問題を解く際には、1つの設問の裏にある文と文の関係に注目し、そこに込められた問題作成者の意図まで見抜ける力を養ってほしいと願っています。